今までジャンク箱に無造作にぶち込まれているこの類のプラカメ達を見ても一切食指が動かなかったMametankですが,数週間前ひょんなことから「Canon AF 35 ML QUART DATE」を手に入れてからというもの,すでに同じようなのが3台に増殖してしまいました。いわゆる収集癖ってやつですね。これらは決して止めることのできないものだ!
上から「FUJICA AUTO-7 DATE」(1981年発売),「Canon AF 35 ML QUART DATE」(1981年発売),「MINOLTA AF-Tele QUART DATE」(1985年発売)です。全カメラ共通して,オートフォーカス,デイト機能,ストロボ,簡易自動装填,自動巻き上げ・巻き戻し,と一通りのことが自動化されています。全部同じじゃないですか!と言われそうですが,これが案外違うのです。
それでは今回は「FUJICA AUTO-7 DATE」を紹介したいと思います。
のちの機種と比べれば賑やかとはいえ,簡易自動装填・自動巻き上げに加え,1979年発売の「KONIKA FS-1」で断念された自動巻き戻しまで達成できているのはこの機種の特徴の一つであるといえます。1977年に発売された「KONICA C35AF」いわゆるジャスピンコニカを発端に急速に始まったAF化及び差別化のための自動化競争の渦中の製品の一つでしょうか。AFのロゴはなぜこうも各社似たり寄ったりなのでしょうか?
7つの自動機構を備えていることから「AUTO-7」という名前だそうです。いかにも全自動だぜ!という名前のわりに機能的には見掛け倒しというかやっつけ感というか...中途半端な部分が多いです。
まず,セルフタイマーが昔ながらのゼンマイ式の自分でチャージするやつです。稼働させるとジーッとなります。巻き上げレバーや巻き戻しレバーはないのにセルフタイマーレバーだけが取り残されています。
これはまだ良いとして,目玉のデイト機能ですが,手動設定式です。後の機種はクォーツ時計が内蔵されており,時刻が保持されるのですが,この機種は人間が使用毎に日時合わせを行う必要があります。そんなのすぐに忘れるんじゃないか?というかどこでこの時刻は設定するんだ?という疑問がありましたが,なんとデイト機能をONにしてファインダーを覗くと設定日時がフレーム下部に照明で常時点灯される仕掛けになっています。これなら日時設定を忘れることはありませんねぇ。言い換えれば日時はファインダーを覗くまで確認も設定できないです。(えぇ...)
AF自体はシャッターボタンを半押しすると,「キィッ」とも「ピィッ」ともいえない形容しがたい音とともに測距が行われます。測距部を観察すると内部のミラーが物理的に可動しており,まさにオートレンジファインダーといった感じです。おそらく前述の音も電子音ではなく,内部ミラーの稼働音のような気がします。
ストロボをONにした状態でAFを行うと,AF補助光が点灯するのですが,これが懐中電灯並みに明るいです。当時のAFモジュールでは赤外域の光ではダメだったのでしょうか...?
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